日によって気温の変化がはげしい今日この頃。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
11月はイベントがありましたので、ご報告いたします。
11月5日(土) ゆやホールにて、第6回認知症フォーラムin磐田が開催されました。
基調講演は『認知症の方の気持ち、家族の気持ち、医師の気持ち』というテーマで、介護老人保健施設 ユニケア岡部 施設長 杉浦正司氏より、講演をしていただきました。
シンポジウムは『認知症の支援~大切な「医療」「介護」「家族・地域」の連携~』をテーマに行われました。
今回は、富士宮市より若年性認知症の方で、認知症の理解を深める市民活動を行っている石川さんにご参加いただきました。活動をサポートをしている石川さんのお母様や富士宮市の職員さんも参加してくださり、石川さんに当事者の気持ちを伝えていただきました。
48才でアルツハイマー型認知症を発症した石川さん。くやしいことや落ち込む事もあったと想像出来ます。
その石川さんの相談を、主治医が市の地域包括支援センターにつなげ、そこから介護保険施設で働く事が出来るようにしたり、地域の方に認知症をご理解いただいたりする中で、同じ病気の仲間とのつながりができたこと。その仲間たちと旅行をしたり、楽器の演奏をしたりしていることを発表していただきました。
何をしている時が楽しいですか?の問いに、『みんなとね、みんなとね、みんなとね一緒にいる時。』と答えて下さった石川さんの笑顔が印象的でした

磐田市でも認知症の方のご相談が増えています。また、若年性認知症の方もいらっしゃいます。富士宮市のようなサポートと、住民のみなさまの理解が深まるような働きかけや、仲間とのつながりができれば、石川さんのように認知症になっても楽しみを持ちながら生活出来るのだと実感しました

最後に医師会副会長の北原先生から、閉会のあいさつをいただきました。
北原先生が『死ぬときには、がんで死ぬか認知症で死ぬか、どちらがいいかと聞かれた時があった。がんで死ぬ方がいいと思っていたけれど、今日は認知症で死ぬのもいいかなと思えました。』という温かい言葉で、会場中が温かい気持ちになりました。
<磐田市中部地域包括支援センター>
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