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3月30日の記事

第6回 オレンジカフェの報告
今回は、オレンジカフェではおなじみとなっている『タクティールケア』についてミニ講義がありました。講師のお話の一部をご紹介いたします。

~タクティールケアとはどのようなものか?~
タクティールケアとはスウェーデン生まれのタッチケアです。未熟児看護に関わっていた看護師らによって1960年代(約54年前)に誕生しました。語源はラテン語の『タクティリス』に由来し、『触れる』という意味です。指圧などのつぼや筋肉に働きかけるマッサージではなく、優しく触れることで心地よさと人の手に身体をゆだねている感覚を味わうことができます。
  子供の頃ケガをした時、両親や兄弟が『痛いの痛いの飛んで行け』と言いながら頭を撫でたり背中をさすってくれたりした経験があるかと思います。その際気持ちが落ち着きませんでしたか?この行為はタッチケアとして非常に理にかなっていると言われています。

~タクティールケアの目的は~
  ①安心感・穏やかさを伝える
  ②医療行為ではない様々な症状の緩和
  ③体の感覚(体幹)を高める
  ④会話ができない方とのコミュニケーションをとる
   ための方法
  ⑤介護者・家族の支援として活用
タクティールケアがもたらす効果として以上の項目が挙げられます。
タクティールケアの施術は、自分自身が注目されてひとりの人間として認められていると実感できるとともに、向かい合ってケアを行うことで痛み等を緩和し、じぶんの身体への理解と相手への信頼関係を構築することでそこから安心感を生みだすことができる認知症緩和ケアとされています。

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今回、私もお二人の方に施術を行いましたが、施術を行う際はゆったりとした環境作りはもちろんですが、施術を行う職員も気持ちを落ち着かせ取り組む必要があると感じました。施術された方々は「体がポカポカしたよ。」「安心感があって気持ちよかった。」と笑顔。
その笑顔をみて、施術した私も癒されました。皆さんも、機会があったら、是非体験してくださいね

                 <磐田市中部地域包括支援センター>

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